クラシック音楽のコンサート・イベントの企画運営・録画録音

ヴィンチェンツォ・マルテンポ Vincenzo Maltempo

略歴

1985 年生まれ。サルヴァトーレ・オルランドに師事し、2005 年ローマ・サンタチェチーリア音楽院を最高位の成績で卒業。その後リッカルド・リサリティに師事し、2009 年にイモラ・ピアノアカデミーを卒業。アシュケナージ、コチシュ、ソリアーノ、レヴィンなどのマスタークラスに参加。2006 年、ヴェニス・フェニーチェ座で開催された、「プレミオ・ヴェネツィア ピアノコンクール」で優勝。2005、07、09 年 には「マイアミ・ピアノ・フェスティバル」で演奏。


CD はGramola 社から「Liszt Piano Works」を、Piano Classics社から「Alkan Album」をリリース。さらに4 枚録音される予定になっている。今回が初来日。

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試聴コーナー

マルテンポ インタビューと演奏

マルテンポによる、いろいろな作品の演奏(断片)とインタビュー(あいにく、日本語訳はありませんが)。画音質とも良く、マルテンポの演奏を知っていただく上では最適なビデオ。

アルカン:エチュード 作品76-3

左右の手が徹底した2オクターヴのユニゾン(等間隔)で終始動き続ける音楽。ショパンにも同趣向の作品があるが(葬送ソナタのフィナーレ、前奏曲Op.28-14など)、アルカンの作品は規模が大きく劇的な展開にも事欠かない傑作。

ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第3番 第1楽章
(アルカン編曲)

ベートーヴェンの協奏曲をアルカンがピアノ独奏用に編曲したもの。オーケストラ的色彩を追求していた時期の作品。カデンツァもアルカンの作曲で、ベートーヴェンの「運命」交響曲のフィナーレまで登場してくるユニークなもの。