2024年に主催のコンサート
JK arts 若手支援企画 Vol.1
天野薫・深津天馬 ジョイントコンサート
近年、見事なピアノ演奏が出来る小学生は珍しくありませんが、その中で天野薫さんは傑出した才能だと思います。彼女の一番の特長は「ニュアンスが豊かで自由自在なこと」でしょう。バッハにしてもモーツァルトにしても、表情が細やかなだけでなく、繰り返した場合には違うニュアンスになるし、後日同じ作品を弾いた際にはさらに違った表現になる・・・これは教えられて出来るものではなく、真に自発的なもの=演奏しながら自らが感じたことの現れに違いないのです。そう感じさせるピアニストは大人を含めても珍しいと思います。
深津天馬さんはすでに日本学生音楽コンクール中学生の部で第一位を獲得するなど、プロへの道を順調に歩んでいるように見えますが、ご本人は医師志望でもあります。私自身は(彼とは比べるべくもないのですが)サラリーマンとして働きながらずっとピアノを続けてきた「プチ二刀流」なので、彼のような「本格二刀流」を目指そうとする生き方を応援したくなるのです。彼の演奏からはどんな作品に対してもそれにふさわしい表現が出来るキャパシティの大きさが感じられ、今回の多彩な演目においても、どれもが説得力ある演奏になることでしょう。
私自身は今年還暦を迎え、これからは若い人たちのサポートに時間を割くべき年齢になったかなと感じています。個人事業主では限界があると感じつつも、その第一弾としてこれからが楽しみなお二人の演奏を広く聴いていただきたく、このコンサートを主催することにいたしました。私ならではの「推し活」ならぬ(背中を)「押し活」なのです。(JK arts 木下 淳)
<プログラム>
モーツァルト:ピアノ・ソナタ 第1番 K279
J.S.バッハ:アリア variata BWV989
ヘンデル:組曲第5番 HWV430
カプースチン:8つの演奏会用エチュード Op.40より 第4番「思い出」 第8番「フィナーレ」
ピアノ:天野 薫
(休憩)
J.S.バッハ:平均律クラヴィア曲集第1巻第22番変ロ短調 BWV867
ブラームス:ピアノ・ソナタ第3番 Op.5 より第1, 2, 5楽章
ラフマニノフ:楽興の時 Op.16 より 第1~4番
ピアノ:深津 天馬
<チケット>
全席自由
前売り券1,500円 当日 2,000円
<チケット販売>
〇カンフェティ
・販売サイト(右記から飛びます) http://confetti-web.com/Amano-Fukatsu
電話予約対応: 0120-240-540*通話料無料
(受付時間 平日10:00~18:00 ※オペレーター対応)
※ *2023/10/28(土) 09:00 ~ 予約受付開始*となります。
※ WEB予約でのお客様はご予約前に「GETTIIS」への会員登録(無料)が必要となります。
〇JK arts ( メール: info@jk-arts.net )
JK arts 若手支援企画 Vol.2
カプースチンの夜会
いつの時代でも音楽の世界で生きていくことは難しいですが、個性ある演奏家は生きていける可能性が高いと思われます。そして特定の作曲家・ジャンルを得意にしていることは個性の一つであり、そのような演奏家を支援することは、単なる支援に留まらず、音楽世界の多様性を増すことにもつながると考えて、私は個性ある演奏家の支援に取り組むことにしました。
今回は最近人気が高まっているカプースチンを得意とする伊石有里さん、福馬彩弥子さんにご登場願いました。学んだ大学は違えども、音大に入ってからカプースチンの魅力に目覚め、以後その演奏と研究にいそしみ、カプースチンをテーマとした修士論文を書いて大学院を修了した、という点では共通しています。このコンサートではソロ作品だけでなく、お二人がそれぞれ信頼する相方とのデュオ作品もプログラムに組み込み、さらには連弾曲「カプリッチョ」の被献呈者、西本夏生さんをゲストに迎えて、演奏だけでなくトークも交えることにしています。
この「カプースチンの夜会」を通して、それぞれの演奏者の魅力、カプースチンの魅力が広く伝わることを願って止みません。(JK arts 木下 淳)
伊石有里福馬彩弥子
辻友香伊石昂平
ゲスト:西本夏生
オール・カプースチンプログラム
ホイール・オブ・フォーチュン Op.113(伊石)
変奏曲 Op.41(伊石)
ピアノ・ソナタ第6番 Op.62(福馬)
カプリッチョ Op.146(連弾/伊石・福馬)
24のプレリュード Op.53 より(西本)
ヴァイオリン・ソナタ Op.70(辻・福馬)
チェロ・ソナタ第2番 Op.84(伊石昂平・伊石有里)
<出演者プロフィール>
伊石 有里(pf.)
大阪音楽大学音楽学部器楽学科ピアノ専攻、同大学院修了。修士論文のテーマは「カプースチンの演奏法に関する一考察 ~24の前奏曲 作品53を通して~」。大学在学中、卒業演奏会など学内選抜演奏会に出演、卒業時に優秀賞。2018年、ファツィオリジャパン創立10周年記念ピアノコンクールにてファイナリスト賞。カプースチンの研究者・伝道師として知られる川上昌裕氏と22年のレクチャーコンサート、23年の「カプースチン祭り」で共演。
福馬 彩弥子(pf.)
武蔵野音楽大学音楽学部演奏学科器楽コース、同大学院を修了。修士論文のテーマは「カプースチンのピアノソナタ第 6 番におけるクラシックとジャズの融合 ─ ジャズ理論の分析を中心に─」。2021年武蔵野音楽大学卒業演奏会、第42回広島市新人演奏会に出演。TVドラマ「となりのチカラ」にてピアノ指導を行う。現在、カプースチンを中心とした演奏活動の他、伴奏ピアニスト、ピアノ講師としても活躍。
辻 友香(Vn.)
武蔵野音楽大学音楽学部演奏学科を首席で卒業。同大学院音楽研究科修士課程ヴィルトゥオーゾコースを首席で修了。学内オーディションを経て、同大学管弦楽団と共演。京都・国際音楽学生フェスティバル2019に出演。令和2年度音楽大学卒業生演奏会(皇居東御苑内桃華楽堂)に出演。平成29〜令和4年度福井直秋記念奨学金給費奨学金奨学生。現在、武蔵野音楽大学研修員。
伊石 昂平(Vc.)
神戸大学文学部卒業後、東京藝術大学大学院修士課程修了。修士論文のテーマは「ショスタコーヴィチ≪チェロとピアノのためのソナタ≫についての考察 ――歴史的背景と作曲者本人の演奏から――」。泉の森ジュニアチェロコンクール(大阪)小学生の部、高校生以上の部ともに金賞。2018年全日本学生音楽コンクールチェロ部門大学の部全国大会第1位。現在は東京と大阪で幅広く演奏活動を行う。
西本 夏生(Pf.)
早稲田大学卒、東京藝術大学大学院修了、スペインにて2つの修士課程を修了。第1回サン・ジョヴァンニ・テアッティーノ国際ピアノコンクール第1位等、数多くの国際コンクールにて受賞。カプースチンからop.145、op.146のピアノデュオ曲2曲を献呈されている。2017年カプースチンの「ピアノ協奏曲第6番」をヨーロッパ初演。2020年初ソロ・アルバムとなるパスカル・ヒメノの「演奏会用リズム・エチュード 第1集・第2集」を制作。その他、ピアノデュオpiaNAとして「1122~カプースチン4手のためのピアノ作品集~」、青柳いづみことの「Caprice -気まぐれ-」等のCDをリリース。http://www2.furano.jp/natsuki/
<チケット>
全席自由3,000円
<チケット販売>
〇カンフェティ
・販売サイト(右記から飛びます)http://confetti-web.com/Soiree_Kapustin
電話予約対応: 0120-240-540*通話料無料
(受付時間 平日10:00~18:00 ※オペレーター対応)
※ *2023/10/28(土) 09:00 ~ 予約受付開始*となります。
※ WEB予約でのお客様はご予約前に「GETTIIS」への会員登録(無料)が必要となります。
〇JK arts ( メール: info@jk-arts.net )